「確かにプロポーズのときにもらった婚約指輪は、特別なものです。でも、今は指のサイズが変わってしまって、もう一生着けることはなさそう。売れば少しはお金になりそうですが、それもなんだかなあ、というわけで、完全にタンスの肥やしです。
知り合いの夫婦は、婚約指輪の代わりに、腕時計を互いにプレゼントし合っていました。その分、結婚式のランクを上げたり、新婚旅行に予算を割いたみたいです。はっきり言って正解だと思います」(Bさん)
一方、婚約指輪に憧れていたという30代会社員女性・Cさんは、山里・蒼井の記者会見を見て心境が変わったと明かす。
「蒼井優さんが『婚約指輪はいらない』って言ったのは、素敵でした。私は『大切なのはそういうモノじゃない』っていうメッセージだと受け取りました」
かねてから婚約指輪がほしい派だったCさんの気持ちを動かしたのは、「山ちゃんが真剣に指輪をあげる気だったから」という点だそうだ。
「女性の意見を聞かずに、『婚約指輪とか結婚式は無駄じゃん!』みたいな男の人って、愛情のない薄情なやつと思ってしまう。確かに何百万円もする指輪は無駄かもしれませんが、婚約指輪って『あぁ、ずっと一緒にいるんだなぁ』って気持ちが形になっている気がして、憧れていました。結婚の覚悟みたいなものを感じたいですし。
でも、今回はそんな山ちゃんの真剣な申し出を断ったからこそ、とてもジーンときました。私が結婚するときも、そうだったらいいのに」(Cさん)
“コスパ”重視の時代。婚約指輪という画一的な愛の証にしばられないカップルも、じわじわ増えていくのだろうか。