住まい・不動産

東横線屈指の人気タウン「日吉」、住む際に気を付けたい“街の主”

日吉といえば慶應大学の日吉キャンパス

日吉といえば慶應大学の日吉キャンパス

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「日吉」(神奈川県横浜市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 東横線は首都圏屈指の人気路線ですが、その中でも地味ながら高い人気を誇るのが日吉です。SUUMOの「住みたい街ランキング」では常に100位以内に入っており、2019年版では武蔵小杉(9位)、中目黒(12位)、自由が丘(19位)に継ぐ位置に日吉がランクイン(63位)。都内の代官山(73位)や学芸大学(86位)よりも上です。

 鉄道は東急東横線、目黒線と横浜市営地下鉄グリーンラインの2社3線。東横線はそのまま東京メトロ副都心線に乗り入れていて、新宿(新宿三丁目)や池袋へも1本ですし、目黒線は東京メトロ南北線、都営三田線に乗り入れていて、実に様々な場所に乗換なしで行けます。さらに、日吉から新横浜を経て相鉄に乗り入れる新線も2022年に開業が予定されており、鉄道の便はさらに良くなります。

 一方、道路状況はあまり良くありません。頼みの綱の綱島街道は、日吉駅を境に4車線から2車線になっており、常に渋滞気味。高速道路に乗るまでも結構時間がかかります。駅西側は道幅も狭く、ゴチャゴチャしていて、運転には注意を要する環境。車移動を好む人には向いていません。

日吉と言えば「慶應」だが…

 日吉と言えば、真っ先に思い浮かぶのは慶應大学でしょう。駅の目の前に広がる広大なキャンパスでは、厳しい受験戦争を勝ち抜いた未来のエリート候補生たちが、勉学に勤しんでいます。慶應高校や中学(普通部)も日吉にあり、駅を挟んで反対側の商店街、通称「ひようら」は慶大生の憩いの場所。学生街なので安くてボリュームがある飲食店も揃っています。

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