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相続ルール改正、相続権のない妻も請求可能になった「特別寄与料」とは

 しかし、新たな相続のルールでは、そうした悲劇の妻への“救済措置”が盛り込まれた。

「相続人以外で、被相続人(亡くなった人)の介護をした親族が、配偶者を含めた相続人に対して介護の貢献度を金銭で請求することができるようになりました。それが『特別寄与料』です」(曽根さん)

 では、介護にかけた労力を、相続人である夫や、夫のきょうだいに認めてもらい、遺産を受け取るにはどのようにすればいいのか。

 大まかな流れを言うと、まず大事なのは、【1】介護の実態を克明に記録しておくこと。その次は、【2】介護の実態・実績を相続人たちに伝え、認めてもらうこと。そして、【3】特別寄与料を受け取るという流れだ。

 介護について親族間で話し合ったり、「私が介護するので、その分の寄与は認めてほしい」と事前に約束しておくことは重要だ。義父母が亡くなる前に、しっかりコミュニケーションをとっておくようにしたい。

※女性セブン2019年7月18日号

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