家計

新入社員が「夏から月5000円」の貯蓄をはじめたほうがいい理由

 この「5000円貯蓄」は、住民税が差し引かれても生活に影響が出ないようにするためです。2年目は、多少の昇給や残業代などで額面の収入が上がっても、手取りが減るケースは少なくありません。今の手取り収入を全部使ってギリギリの生活をしていると、2年目からいきなり赤字になってしまいます。

 貯蓄それ自体が目的なのではなく、2年目の手取りで生活を整えるための準備と言えます。夏から少しずつ貯蓄生活に慣れていって、年末から年明けには1万円残す「黒字生活」ができるようになるのが理想でしょう。

◆しみず・あや/CFPR、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員I種。30歳でファイナンシャル・プランナーとして独立、長野・東京で活動中。主に30~40代の「普通のくらし」を求めている方への「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念として活動している。HPはhttp://www.fp-saku.com/。

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