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規制強化後の「ふるさと納税」最前線 「お得」の見極めポイントは?

ふるさと納税「自己負担が2000円」の場合の寄付上限額の目安

ふるさと納税「自己負担が2000円」の場合の寄付上限額の目安

調達費をどう抑えるかが各自治体の腕の見せ所に

 ただし、“3割規制”については、これを守りながら高還元率の返礼品を用意している自治体もあると金森さんは続ける。

「国は返礼割合3割の定義を、返礼品の調達に要する費用の額としており、そこに魅力的な返礼品が生まれる余地があります。つまり、大量仕入れや過剰在庫を狙うなどして、安く調達すればいいわけです。これは各自治体の腕次第です」

 高還元率品はすぐ品切れになるので、特に人気の果物などは、収穫期をチェックして事前に予約をしておけば、ゲットしやすいという。

 では今、お得な返礼品はどう見極めればいいのか、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんはこう話す。

「10月から10%になる可能性の高い消費税。食品は軽減税率の対象とはいえ、秋以降、ぜいたく品である果物やうなぎなどは買い控える傾向になりそう。そんな時こそふるさと納税を活用しましょう。市販価格よりお得にぜいたく品をゲットできます」(畠中さん・以下同)

 高価な牛肉などはグラム単位で価格を比較して選ぶのがポイント。また、ふるさと納税は送料がかからないので、保存のできる冷凍品を選ぶと、コスパがいいという。

「節約を考えるなら、食品がおすすめですが、貴重な体験のできる“プライスレスな返礼品”もおすすめです。たとえば私の場合、岐阜県・長良川鉄道の観光列車『ながら』の食事つきペア乗車券を利用したのですが、いい思い出になりました」

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