それでも、2年間任意継続を続けた場合のほうが保険料は安くなるケースが一般的だ。なお、任意継続は原則として2年間加入し続ける必要があるが、保険料を納付期日までに納めなければ資格を喪失し、自動的に国保に切り替わる。
「60歳になるまで任意継続」なら、さらに保険料を抑えられる可能性がある。ただし、健保組合によっては医療費の自己負担を軽減する「付加給付」や、福利厚生制度を受けられるという国保にはないメリットがあることも忘れてはならない。
勤めていた会社の健康保険を任意継続する場合、退職の翌日から20日以内の申請が必要となる。退職直後の手続きを忘れずに。
※週刊ポスト2019年8月2日号