10月に予定される「消費税10%」の増税を前に、焦って買い物に走る人は多いだろうが、むしろ「増税後」に買った方がお得なものも少なくない。増税のたびにスーパーや量販店などが実施する大規模なセールも活用しない手はない。
では、セール以外で、増税前に買っておいた方がいいものは何か。節約アドバイザーの丸山晴美さんが話す。
「健康保険の対象となる医療費はそもそも非課税ですが、保険適用外の自由診療やドラッグストアで購入する医薬品は増税されます。
たとえば保険適用外で高額となる『人間ドック』や『健康診断』は受けておいて損はありません。また、現在『インプラント』や『歯列矯正』を受けている人で、治療が終わりそうなら、増税前の9月までに終了できないか主治医に相談しましょう」
増税後も使うものとして、交通費も検討したい。
毎日使う定期券や回数券は増税前の購入がおすすめです。増税後に割引販売されることがないからです。増税前に購入すれば、利用日が10月以降になってもOKです。通常、定期券は開始日の2週間前頃から購入可能。半年分など長期間のものを買っておきましょう。
航空券も同様です。海外旅行の航空券やツアー代は非課税ですが、国内旅行には消費税がかかります。10月以降に国内旅行を予定しているなら、9月までに支払いを済ませておきましょう」(丸山さん)
そのほか、東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などのテーマパーク、美術館や水族館などのチケットや年間パスポートも検討したい。
※女性セブン2019年8月8日号