東急東横店の「東急レストラン街」には、とんかつの『まい泉』、中華料理の『銀座アスター』、うなぎの『渋谷松川』、寿司の『下高井戸 旭鮨総本店』など、12店舗が入っている。
「ヒカリエに比べると店舗数は少ないのですが、十分に選べるだけのお店があります。お値段はそこまで安い店ばかりではありませんが、それはほかのデパートのレストラン街も同じ。近くて空いているということのメリットは大きい。だからこそ、営業終了はショックです」(Bさん)
しかし、AさんもBさんもレストラン街以外のフロアはあまり利用していないという。
「銀座線のホームからすぐ行ける南館3階の『伊東屋』で文房具を買うことはありますが、それ以外のフロアで買い物をすることはほとんどありません。化粧品なども、渋谷だったら西武で買うことが多いし、洋服はネットで買うことが増えています。そういう意味では、もし再開発で東急東横店が新たに出店するのなら、魅力的なレストラン街に期待したいです」(Aさん)
営業終了まで半年余りとなった東急百貨店東横店。レストラン街の根強いファンたちからは、まだまだ惜しむ声が聞こえてきそうだ。