投資

「iDeCo」と「つみたてNISA」、どう使い分けるべきか?

専門家が選んだつみたてNISAで注目したい投資信託10本

専門家が選んだつみたてNISAで注目したい投資信託10本

 また、イデコのように年齢制限がなく、いつでも好きな時に引き出せる。「老後資産」向けにはイデコ、その間の「教育資金」や「住宅資金」などにはつみたてNISAと使い分けられるのだ。

 運用益への非課税効果はいくらになるか。たとえば、毎月の非課税上限額の3万3000円を20年間、利回り5%で運用した場合、元本792万円に対し、最終積立額は1356万円。運用益564万円の約20%の112万円が課税されるところ、これがゼロになる。

「この1本」と決めたら20年間運用を

 さらに、つみたてNISAは選ぶ金融機関によって、もっとお得になる。たとえば、楽天証券の場合、こんなメリットも。

「楽天証券は、毎月NISA口座で商品を購入する際、楽天カード払いに設定すると、購入額に対して1%のポイントがもらえます。また、投資信託を保有しているだけで残高に応じて毎月ポイントがもらえます」(山中さん・以下同)

 毎月3万3000万円を楽天カードで支払うだけで、年間3960円分、20年間で7万9200円分のポイントがたまる。投資しながら8万円近くを手にできる最強の方法であり、他社は追随できない、楽天証券の大きな特徴だ。

 SBI証券もポイント制度を実施。投信の月間保有金額が1000万円未満なら年率0.1%、1000万円以上なら年率0.2%のTポイントが付与される。

 夏の期間限定キャンペーンにも注目だ。マネックス証券や大和証券は、現金やAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを実施しているほか、カブドットコム証券でも現金が当たるチャンスがある。

 ただし、商品選びは、慎重に行いたい。

「つみたてNISAはいつでも引き出せますが、新規購入枠が年間40万円と決まっており、商品を売却すると非課税枠を消費します。売却分の非課税枠は翌年以降も復活しないため、基本的には、『この1本』と決めたら、それを20年間運用し続ける方がよい」

※女性セブン2019年9月5日号

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