「一人あたりの旅行に使う支出でみると、韓国人は約6万9000円と主要国のなかで最も少ない。近いので平均滞在日数が短いという背景はあるものの、これは米国人(約18万9000円)の3分の1、中国人(約22万7000円)の3割以下です。
さらに近年ではフィリピンやベトナムなどのアジア勢も訪日客も急増しています。ベトナムなどは消費ランキングでもトップ10に食い込んでくるほどの実力を付けてきている。訪日韓国人が減っても、大勢に影響はないように思います」(河氏)
一方、日本から韓国への旅行客減は、韓国にとって痛手のようだ。
「ハナツアーは、日本人観光客の減少を受けて、今年の上半期の営業利益が25%以上減益となっています」(河氏)
※週刊ポスト2019年9月13日号