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住まい・不動産

駅に“超近い物件”に住んだ人たちが直面した思わぬ不便

「最寄り駅は大学名が付いた駅でしたが、学生と思われる若者絡みのトラブルはしょっちゅう。真冬の時期、終電に乗り遅れた若者がマンションのエントランスで暖をとっていたり、住民以外の人間が入り口の階段に座ってスマホを見ていたり、ゴミのポイ捨てが酷かったり。飲み会が終わった学生が道路で固まっていて、『どいて下さい!』と言いながらマンションに入るようなことも日常茶飯事でした」(同前)

 ゴミのポイ捨てに関しては、あまりに状況が酷かったため、地元の商店会が大学に連絡。駅から大学までの通学ルートに警備員が立つことになったという。

一方、実家が埼玉県の某駅の目の前にあったMさん(40代男性・メーカー)は、立地が良すぎるために、逆にどんどん生活がしにくくなったという。

「とりあえず鬱陶しかったのは、不動産屋の『土地を売って下さい』という訪問です。何回断っても、『担当者が変わったので、ご挨拶だけでも』と、インターホンを押したり、ポストに名刺を突っ込んで行ったり……。隣の酒屋は根負けしてマンションに建て替えられ、1階がコンビニになりました。少し前までコンビニ前には灰皿があり、事実上の喫煙所。昼休みともなれば、20~30人がタバコを吸っており、タバコの臭いが強烈でした。

 携帯電話も頭痛のタネです。電車を降りて駅から出た瞬間に電話をする人がとても多く、その声がうるさい。また、自宅には道路と並行する形で車が1台置けるスペースがありますが、配送トラックがしょっちゅう、エンジンをかけたまま勝手に車を停めています。何度もクレームを入れましたが、頻繁に運転手が変わるのか、何度言っても改まらないので、もう諦めています」

 最後に、非常にシンプルなデメリットを1つ。

「駅から徒歩10分のマンションから徒歩1分のマンションに引っ越したら、一気に太りました」(40代・派遣)

 駅の近くに住むのは、いいことばかりではないようだ。

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