「ものもちがいい」のは良いことだが、それが結果的に、危険につながることもあるから気をつけたい。壊れていなくても、“賞味期限”の切れたものは害をもたらすことがある。それは日用品も同じこと。
たとえば洗濯中に中身が出る洗濯ネットや水を吸収しないタオルなどもそうだ。
「どれも使っている“つもり”になっているだけで効果はありません」と言うのは、整理収納アドバイザーの中山真由美さん。
「まだ使えるから、また使うかも、という考えは捨てましょう。綿棒や歯間ブラシなども、未使用のまま長くストックしすぎると劣化し、効果がなくなります。特に体に触れるものは、傷口から菌が入ったり、傷めたりすることもあるので注意が必要です」(中山さん)
替え時がわからない場合は、たとえばタオルやシーツなどのリネン類はお正月に全部入れ替える、など時期を決めるとよい。
別掲のイラストでは、リビングから洗面所、トイレ、バスルームまで、日常的に使っている消耗品の捨て時・替え時を大図解している(今回紹介した替え時はあくまでも目安です。商品の取扱説明書に記載があるものは、その支持にしたがって交換してください)。これを参考に、愛用品をさっそく見直してみよう。