連日朝から行列ができて、すぐに売り切れる店舗も少なくないという「高級食パン」。2斤分で800~1000円ほどという高価な食パンには、一体どんな魅力があるのだろうか。飲食チェーンに詳しいフリーライター・小浦大生氏はこう話す。
「高級食パンと言っても、種類は様々。大阪発の『乃が美』のように全国展開しているチェーン店もあれば、チェーン展開はしていない店舗もあります。また、本当に食パンのみしか販売していない店舗もあるし、いろいろなパンを販売しているベーカリーで“こだわりの高級食パン”を販売しているケースもあります。
とはいえ、やはり『乃が美』や『銀座に志かわ』といったチェーン店が店舗数を増やしていったことで、高級食パンの認知度が急激に高まっているのは間違いありません」
『乃が美』の公式サイトによると10月21日の時点で全国145店舗が営業中、『銀座に志かわ』はオープン予定の店舗をあわせて32店舗が展開されている。
「通常のスーパーやコンビニで販売されている食パンは1斤で100~200円くらいが相場ですが、高級食パンはカットされていない2斤分で800~1000円弱くらいする。価格にして倍以上ということになります。また、販売数に限りがあることがほとんどで、予約をしないと購入できないお店も少なくありません。それだけハードルが高い食パンであることは確かです」(小浦氏)
そんな高級食パンの魅力について、愛好家に話を聞いた。