松井咲子(以下、松井):初めまして、松井咲子です。よろしくお願いします。
松田邦夫(以下、松田):こんにちは、松田です。こちらこそよろしくお願いします。早速ですが、松井さんは、FXというとどんな取引をイメージしますか?
松井:私たちがドルやユーロといった外国の通貨を取引できるということは、わかっているんですけど……。
松田:基本はそのとおりです。FXとは、主にインターネットを通じて個人向けにリアルタイムで提供される「外貨取引サービス」といえます。始まったのは、外国為替取引が個人に認められた1998年以降ですから比較的新しい金融商品ですね。
FXの実質的な手数料は外貨預金の100分の1
松井:外貨を取引する金融商品というと、外貨預金が思い浮かびますけど、FXとはどこが違うのでしょうか。
松田:まず大きな違いは手数料です。銀行の外貨預金の手数料は、米ドルの場合1ドルにつき1円のところが多いです。これに対して、FXの実質的な手数料は「スプレッド」と呼ばれますが、当社では米ドル/円は1銭です。
松井:1銭ですか。ということは、1円の100分の1!
松田:次に、外貨預金では、円を外貨に替えて預金を行ないます。円安が進んでいるときは、外貨が値上がりして利益が出ますが、逆に円高のときは、持っている外貨が値下がりして損失が発生してしまいます。しかし、FXでは、外貨を持っていなくても「外貨売り」が簡単にできます。円高が進んでいるときには、「外貨売り・円買い」という注文をすれば、利益を得ることができます。
松井:得をするチャンスが多いわけですね。
松田:そのとおりです。最後に、FXでは自己資金以上の金額で取引することもできます。専門用語で「レバレッジ」と言います。大きな魅力としてはこの3点でしょうか。