高齢を理由に物件が借りられなくなるリスク
以前は「一生賃貸派」だったものの、将来への不安から関東郊外に一軒家を購入したのは、30代半ばの男性会社員・Cさんだ。
「引っ越し先を探していた親戚が、高齢が理由で賃貸物件を『審査落ち』。その姿を見て、働ける現役時代のうちに、家を購入しないといけない、と思うようになりました。賃貸の場合、家賃はずっと払わないといけない反面、持ち家ならローン支払いが終わってしまえば、発生するのは固定資産税ぐらい。将来住む場所に困るなら、借金を抱えるリスクを背負ってでも、『終の棲家』を確保した方が得だと考えます」
賃貸vs持ち家論争は終わりなきテーマだが、将来に不安を感じるからこそ家を購入するという価値観をもつ若者も出始めているようだ。