1~43の数字の中から異なる6個の数字を選ぶ数字選択式宝くじ「ロト6」。1口200円でいつでも購入でき、当せん金額は、発売額と当せん口数により毎回変動するが、理論値では、1等2億円、2等約1000万円、3等30万円、4等6800円、5等1000円(原則固定)。当せん者がいなければ「キャリーオーバー」が発生し、1等の最高当せん金額は、6億円になる。
そんなロト6の今年の4月4日に行われた抽せん(第1368回)で、とても珍しいことが起こった。この時の1等は約4億1600万円が1口で、2等は該当がなかったのだ。
「ロト6」の2等は1等に比べて6倍も当たりやすいため、これまで1等が出た時には必ず2等も出ていた。また、1等も2等も該当なしということは何度かあったが、この時のように2等だけが該当なしというのは、日本の宝くじ史上初のケースだ。
このような場合、2等の当せん金は2つのパターンで解消される。
「ロト6」や「ロト7」のようにキャリーオーバーがある宝くじでは、次回の1等に上乗せされる。実際にこの時の抽せんでは、約8000万円が繰り越しされた。
一方、同じ数字選択式宝くじでも「ミニロト」や「ビンゴ5」といったキャリーオーバーがないくじの場合、その時の1等に加算される。
このように、どのような場合でも対処できるよう、宝くじの抽せんルールには細かい規定があるのだ。
※女性セブン2019年11月21日号