住まい・不動産

住みよさランキング上位の「千葉ニュータウン中央」 最大の懸念事項は…

 自然も非常に豊富で、駅から少し離れた里山エリアは「日本の里100選」に選ばれています。市の北側には利根川が流れていて、うなぎの名産地ですし、印旛沼で釣りを楽しむこともできます。公園も1つ1つの面積が広く、子育てするにはピッタリです。

 ただ1つだけ、個人的にどうしても見過ごすことができない問題があります。それは北総鉄道の運賃です。北総鉄道はとにかく運賃が高く、地元住民が「運賃が高すぎる」と、裁判を起こしたほど。乗車時間3分の隣駅・印西牧の原に行くだけで310円、ちょっと乗ればすぐに400~500円かかるので、節約したい学生などは2~3駅ならせっせと自転車を漕いでいます。押上まで970円、日本橋まで1150円と、都心に1回出れば往復で千円札が2枚吹っ飛ぶ計算。会社から交通費が出る人は問題ありませんが、交通費が出ないと都内に通うのは大変です。

 その点さえクリアできれば、住環境は申し分ない街。一戸建ての新築が2000万円台前半から購入できますし、郊外の多くの自治体が住民を減らすなか、人口はどんどん増えていて活気にも満ちています。また、地盤が安定していて、多くの大企業がデータセンターを構えており、震災のリスクが低いとされるのも大きな魅力。誰にでも勧められる街ではありませんが、「住みよさランキング」連続1位も納得の街だと思います。

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