住まい・不動産

八王子vs立川の多摩の覇権争い 「買って住みたい街」調査では八王子に軍配

 自然が豊富なのは言うまでもありません。高尾山までは電車で10分程度ですし、中央線に30分も乗れば、本格的な登山が楽しめます。釣り、ゴルフ、バーベキューなど、遊びの選択肢は豊富。立川には劣りますが、駅周辺で一通りの買い物は済みますし、飲食店も充実しています。醤油味の八王子ラーメンは、地元っ子の自慢のひとつです。

 さらに街の人気を裏付けるのが、不動産・住宅情報サイトの「ライフルホームズ」が行った「データで見た買って住みたい街ランキング」という調査。この調査は、同サイトの検索・問合せ数から算出したものですが、2019年版で八王子は2位にランクイン。前年度も3位に入っており、ランク外の立川に大きく水を開けています。

 また八王子が全国でも屈指の学生の街であることも、この街の明るい未来を想像させます。市内には20を超える大学があり、全国から毎年のように多くの若者が八王子にやって来ます。立川、町田、府中、多摩センターなど、学生が集う場所は色々ですが、中心となるのはやはり八王子です。市の人口はおよそ58万人(立川市は約18万人)で、政令指定都市入りも夢ではありません。

 家賃相場はワンルーム・1K・1DKで5.66万円(ライフルホームズ調べ。11月14日時点)で、7.18万円の立川とは約2割の差。新築マンションの相場も同じく2割程度の差があります。ユーミン、北島三郎、将棋の羽生善治など、ゆかりの著名人も多く、地元愛が強いのも八王子の特徴。上述の調査どおり、じっくりと居を構えて、長いスパンで楽しみたい街です。

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