牛や豚よりも消費量が多いのに、格付けが存在しないのが鶏肉だ。
「牛や豚に比べて肥育日数が短く、個体差が出ないからとされています。ただし、代わりに鶏肉には『地鶏』『銘柄鶏』『ブロイラー』の3分類があり、それが格付けに相当するといえます。地鶏と認定されるには品種や肥育日数、飼育環境などの条件を満たすことが必要で、秋田の比内地鶏や名古屋コーチンが有名です。
銘柄鶏は地鶏のような定義はありませんが、簡単に言うと“大量生産を目的としたブロイラーよりもコストをかけて肥育日数が長い”ということです」(前出・長田氏)
※週刊ポスト2019年12月6日号