次に、旅行や出張が多い人や、別荘や空き家になっている田舎の実家など、ほとんど電気を使わないケースも、見直し必須だ。
「新電力の中には、基本料金が無料の会社もあります。その分、従量料金は高めに設定されていますが、基本料金を払い続けるよりはずっと安く済むはずです」
続いて、電気の使用量が多い家庭も見直したい。大手電力の「規制料金」だと、従量料金は、電気の使用量に応じて3段階で区切られており、段階が上がるごとに、1kWh毎の単価が上がる仕組みだ。もし3段階目に入っていて、たとえば毎月の料金が2万円を超えるような家庭ならば、こんな見直しが有効だという。
「新電力には、従量料金が一定、つまり“使い放題”のプランがあります。たとえば、新電力『F-Power』の『ピタでん使いたい放題』に変えると、年間5万円近く節約できるケースもあります」
ほかにも、JALのマイルが貯まるプランや、子供の誕生月の電気代が0円になるといった特別プランもある。
考え方は携帯電話の料金と一緒だ。しかも、携帯電話会社はそれぞれが独自のサービスを設けており、電波のつながり具合も違うが、どこの電力会社でも当然「電気の質」は変わらない。今すぐ検討したい。
※女性セブン2020年1月1日号