五輪イヤーとなった今年は、副業が激増するといわれている。副業の専門家によれば、今年は、絶好の「稼ぎ時」だというのだ。現在、どこの企業も人手不足に悩んでいるが、海外からの観光客が増えるほど“おもてなし人材”の不足は深刻化するだろう。しかし、これもまたチャンス。
「裏を返せば、五輪特需の副業が増え、より稼げる副業を選びやすくなるということです」(生活経済ジャーナリスト・柏木理佳さん)
今や、スマホがあれば24時間、どこでもお小遣い稼ぎができる。たとえば数あるスマホアプリの中でも、その稼ぎやすさから人気が継続しているのがメルカリだ。
高級ブランドのバッグから、セミの抜け殻まで売買されているこのマーケットでは、時流を読めば濡れ手で粟。『働きながら小さく始めて大きく稼ぐ【0円】起業』(クロスメディア・パブリッシング)の著者でインターネットビジネスに詳しい有薗隼人さんはこう語る。
「元号が『令和』に変わった時、号外新聞が1点3000円ほどで売買されました。号外は無料で配られていますから、10点売ればそれだけで3万円です。号外を集めている人は案外多い。先日、高校サッカーで静岡学園が優勝した時の号外も770円で売れていました」
東京五輪開催中も、日本人選手の活躍による号外が配られれば、高値で売れるかもしれない。このような「記念」になるものは値がつきやすく、限定デザインのペットボトルや映画の公開記念特典なども人気商品だ。
「自分ではいらないものでも、誰かは欲しがっていると考えること。丁寧に扱い、きれいに保管することを心がけてください」(有薗さん)