夫婦と子供2人の家族が京都市内で普通に暮らすためには、30代なら月48万6900円必要──労働組合の京都総評が昨年末に発表した調査結果が、今もなお波紋を広げている。日増しに貧困化が浮き彫りになる日本において、希望の懸け橋となるのは、やはり「東京五輪」の開催。今年は、絶好の「稼ぎ時」だと、副業の専門家たちは口をそろえる。生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんが話す。
「昨年施行された『同一労働同一賃金』が、今年4月から徹底されます。これは正社員と非正規社員の間にあった、基本給や各種手当、賞与基準、教育訓練などの待遇差を禁止する法律です。パートでも正社員並みの報酬を得られるかもしれません」
現在、どこの企業も人手不足に悩んでいるが、海外からの観光客が増えるほど“おもてなし人材”の不足は深刻化するだろう。しかし、これもまたチャンス。
「裏を返せば、五輪特需の副業が増え、より稼げる副業を選びやすくなるということです」(柏木さん)
自分にピッタリ合う副業と出合えれば、莫大な金額を稼ぐことも夢ではない。『働きながら小さく始めて大きく稼ぐ【0円】起業』(クロスメディア・パブリッシング)の著者でインターネットビジネスに詳しい有薗隼人さんが語る。
「インターネットが普及し、誰もが手軽でスピーディーに稼げる“ライト”な副業が主流になりました。なかにはアフィリエイト(インターネット上の広告宣伝)の仕組みをイチから勉強して、月々3000万円稼ぎ、最終的にサイトを2億円で売却したという主婦のかたもいます」
何事も、やってみなければ0円のまま。金脈のヒントになりそうな、今が狙い目の注目の副業をいくつか紹介しよう。