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スマホを持たない人たちの生活 「情報源は新聞・テレビで十分」

通信手段はガラケーがあれば十分?(イメージ)

通信手段はガラケーがあれば十分?(イメージ)

 NTTドコモ モバイル社会研究所が発表した「ケータイ社会白書2019年版」によると、携帯端末所有者におけるスマートフォンの所有率は85.0%(2台目も含む)。60代でも69%、70代でも41%となっており、シニア層においてもスマホがかなり身近な存在となっている。

 しかし、一方で「スマホをまったく使わない」という人もまだまだいる。スマホやネットが当たり前の時代に、スマホを使わない人々はどんな生活をしているのだろうか――。

電話帳で携帯ショップの電話番号を調べる

 神奈川県在住、70代の女性・Aさんは、夫と2人暮らし。通信手段は固定電話とフィーチャーフォン(ガラケー)だインターネットは使ったことがありません。子供との連絡は、携帯電話のメールを使っています。親戚とは電話ですね。デジカメは持っていますが、撮った写真はお店でプリントしています」(Aさん)

 Aさんの“情報源”は、基本的に新聞とテレビ。調べ物をする際は電話帳を活用しているという。

「先日、携帯電話によくわからない迷惑メールがくるようになったので、受信を拒否する設定をしたかったので、電話帳で携帯ショップの番号を調べて、電話しました。そして、電話で来店の予約をして、店舗に行って迷惑メール拒否の設定をしてもらいました」(Aさん)

 ネットを使えば、拒否設定の方法を検索して調べることもできる。来店の予約もネット上で可能だ。しかし、Aさんは昔ながらの手順でそれらを行う。

「ネットは便利なものだということはわかるんですが、どうしても難しいし、ちょっと怖くも感じてしまう。便利よりも、“安心”を選んでしまいます」(Aさん)

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