米川氏によれば、スシローも同じようにサイドメニューを強化してきたが、本筋は寿司だという姿勢を貫いたという。
「鮮度の高いネタを安く効率的に手に入れるため、産直の流通網を整えるなど、『寿司の品質向上』にかけるスシローの取り組みは他店に比べて群を抜いている。サイドメニューは最初こそ話題になりますが、リピーター獲得には繋がりにくいんです。カレーが食べたい客はカレー店に行きますからね」(米川氏)
寿司店に足を運ぶ客は、あくまで寿司を食べに来ているというわけだ。
※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号