ラクだし安いからと、活用している人は多いであろうスーパーの総菜や弁当。だが、加工日の改ざんや食材の使い回しなどを行っている“危ないスーパー”も中には存在する。では、スーパーで気をつけるべき総菜や弁当はなにか? その理由とともに、専門家が解説する。
●コロッケ
「店内で加工を行っているものだから、表示義務なし。素材の産地や、どんな油を使っているのかがわからない。使い古しの油やがんの原因となりうるトランス脂肪酸が含まれた安い油で揚げられている可能性もある。唐揚げや魚のフライも同様です。スーパーによってはホームページなどにどんな油を使っているのか明記しているところも。確認してほしい」(食品ジャーナリストの郡司和夫さん)
●唐揚げ弁当やうなぎの蒲焼き弁当など
「売れ残った唐揚げを、さらに弁当に詰めている店が散見される。加工日は、容器にふたをした日であるため、見抜くことが難しい」(食品安全教育研究所代表の河岸宏和さん)
「うなぎの蒲焼きや焼き魚も一緒。さらに、単体のパックであれば“中国産うなぎ”などの表記が必要になるが、弁当になれば不要」(食品表示アドバイザーの垣田達哉さん)
●刺身3点盛り
「全体の50%以下であれば、加工食品は産地表示しなくていいことになっている。だから3点以上盛り合わせている刺身はどこのものかわからず、すべて外国産の可能性も」(郡司さん)