とはいえ、「自分にはそこまでして守る情報なんてないよ」という人もいるだろう。しかし専門家は「誰しも他人事ではない」と警告する。
「例えば安倍首相のデータを狙うとき、本人のセキュリティは崩せないから家族や友人、知人などの遠いつながりからハッカー集団は侵入を試みます。それと同じで、最初にセキュリティーが弱い人の情報が盗まれることで、徐々に被害が拡大していきます。
あなたのスマホが注意不足で乗っ取られると、やがて家族や知人にも被害が及びかねないんです。反対に、あなたの両親や祖父母のスマホから、あなたの情報が流出している可能性もあるのです」(山田さん)
自分だけでなく大切な人を守るためにも、防犯意識を変える必要がありそうだ。
※女性セブン2020年3月5日号