Dさんは、日本人のリクライニングに対する考え方について、「何か言われるのが怖くて、予防線を張っているのではないか」と推察する。
「私の場合、座席を倒しすぎて後ろの人から『倒しすぎ』だと指摘されることがしばしば。そうしたときは、『ごめんなさい』と謝り、リクライニングを調整して元のポジションに近づけます。だから、私も前の座席の人が倒しすぎている場合は、声かけすることもあります。そういったやりとりは面倒だとも思いません。
日本人は先回りして相手を思いやる人たちですが、裏を返せば、はっきり言われることにも言うことに慣れていないから、事前にそのような声かけで衝突を避けているのではないでしょうか」(Dさん)
お国柄によって様々な意見があるようだが、なるべくなら乗客同士のトラブルは避けたいものである。