1月末、渋谷・宮益坂にオープンした『東京たらこスパゲティ』1号店に、連日大行列ができている。店名通りのたらこスパゲティ専門店で、とんかつチェーン「かつや」を経営するアークランドサービスホールディングスの子会社が仕掛ける、女性をメインターゲットにした「進化系たらこスパゲティ」店だ。
たらこスパゲティは確かに和風スパの王道だが、大行列ができるほど人気になっているのはなぜか。それを探るべく、2月某日、マネーポストWEBの記者・E(40代・女性)が同店を訪れた。
極力長い行列を避けようと、向かったのは金曜日の午後4時。小雨がぱらつく寒空の中、それでも20人近くが並んでいた。30分ほど待って店内へ。入口にある大きなかまどが印象的な店内は、木目を基調とした柔らかくこざっぱりした雰囲気。案内されたのは、1階のカウンター席だ。周りはカップルや、女性グループ、そして記者と同じくおひとり様の女性客も。2階も含めて、圧倒的に女性客が多かった。