また、今週は10日に2月工作機械受注、中国2月生産者物価・消費者物価指数、11日に米2月消費者物価指数と日米中で主要経済指標の発表が、波乱材料として働く可能性もある。
物色的にはメジャーSQを控えて主力大型株に手掛けにくさが意識されるなか、個別材料株物色の展開が主体となってこよう。治療薬開発など新型肺炎関連のほか、東証2部のアルチザ<6778>の決算発表とノキア社からの受注ニュースをきっかけに5G(第5世代移動通信システム)の業績インパクトが改めて注目されて物色のすそ野が広がる期待がある。
今週の主な国内経済関連スケジュールは、9日に1月国際収支、10-12月期GDP改定値、2月景気ウォッチャー調査、10日に2月マネーストック、2月工作機械受注、12日に2月国内企業物価指数、1-3月期景気予測調査、2月都心オフィス空室率、13日にメジャーSQ、1月第三次産業活動指数の発表が予定されている。
一方、米国など海外主要スケジュールでは、10日に中国2月生産者物価・消費者物価指数、11日に米2月消費者物価指数、米2月財政収支、12日にECB定例理事会、ラガルドECB総裁会見、米2月生産者物価指数、13日に米2月輸出入物価指数、米3月ミシガン大学消費者マインド指数が予定されている。