「店舗では、通常よりも手厚い契約インセンティブを設定。家族でのキャリア変更に成功した際には、更なるボーナス額を支給します。学割キャンペーンで決め手になるのは、月額料金と端末価格の安さ。古くなった廉価版の機種を一括0円にして販売するのが常套手段となっており、2世代前のiPhoneや、あまり人気のないAndroid端末がセット販売の対象となりやすいです」
若者は支出に対してよりシビアに
数年前までは、土日のシフトを手厚くしてまで接客にあたっていたが、かつての賑わいと比べて盛り上がりに欠けているとも話す。
「競争が激化した結果、大手3社が年々似たようなプランになっていて、どこで契約しても同じ状態。また、かつてのように、キャラクターグッズや飲食が無料になる付帯キャンペーンなどで差別化を図ろうとしても、今の若者には響かない。支出に対してよりシビアになっており、結局は月額料金が安いかどうかが選ぶポイントになっていますね」
携帯ショップの春の風物詩、学割キャンペーンの正念場はこれからのようだ。