キャリア

色選択ミス、転校で… 悲喜こもごものランドセルの思い出

 嫌な思い出のバリエーションは様々だが、とりわけ危険なのが“色”だ。

「ランドセルを買ってもらう時、たまたま姉妹ケンカをしていて、お姉ちゃんと同じ色はイヤだと言って、紺色のランドセルを選びました。けれども入学したら女の子は全員赤で大後悔……。散々からわれた挙げ句、あだ名が『紺』になりました」(40代女性)

「水色に花柄があしらわれたランドセルを選びましたが、学年が上がるにつれて恥ずかしくなってしまい、結局買い直してもらいました」(20代女性)

「傷や汚れが目立たないと思い、子供にはキャメル色のランドセルを選びましたが、小学校で『ウンコ色』と言われたようで、子供が泣きながら帰ってきました」(40代男性)

 もちろん楽しい思い出がある人もいる。

「ウチの小学校では卒業の時、ランドセルに友達同士でメッセージを書きあうのが流行りました。たまに見返すと、何年も会っていない友達の顔が浮かんできて、一生捨てられません」(30代女性)

「関東から中部地方に転校したら、その小学校はランドセルを使わない地域でした。転校生はランドセルを使っても良かったので、ランドセルで学校に行くと、同級生たちから次々と『いいなぁ』『背負ってみたい』と言われ、子供ながらに『じゃあランドセルOKにすれば良いじゃん』と思った思い出があります。ランドセルを背中ではなく前にすると、野球の審判のようになるので、公園で草野球をやる時は私のランドセルが大活躍でした(笑い)」(40代男性)

 良い思い出も、少し嫌な思い出も、子供にとっては大切な学びの機会。子供たちはランドセルを通じて色々なことを学んでいるようだ。

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