Bさんはこれまで1タイトルのゲームをじっくりとプレイしていたというが、リモートワークが始まってからその数が4タイトルに増えた。周回や攻略を進めるのが大変だという。
「最初はオート周回機能がないゲームをしていたのですが、ちょっと飽きもあったので、オート周回やスキップ機能がありながら対人要素のあるゲームに手を出し、キャラクターが可愛くて満足。1日のスタミナ回復に制限があったので、まだ追加できると思い、やったことなかったジャンルの音ゲーも始めました。その他、同僚のすすめで戦略性が高い中国系ソシャゲもプレイするようになりました。
スマホスタンドを複数買って、PCの周りに配置して、マルチタスクでポチポチ……。当然、課金も増えてしまい、リモートワーク前は月3万円だったのに今月だけで15万円くらい。早くもクレジットカードの請求が怖いです……」
一方で30代男性会社員・Cさんは、リモートワーク前後と比較して、課金額は減ったがゲームプレイ時間が増えたと話す。どういうことなのか。
「もともと、特別なイベントや推しキャラがガチャに来ない限りは、課金額も平均月1万円くらいでした。一時期は職場のトイレでガチャを回すほどでしたが、時間的な拘束や職場でのストレスがなくなると、不思議と課金することが減りました。課金で効率を上げるなどして、ストレスを発散していたんだと思います。
でも、リモートワークで仕事を効率的に終えられるようになったので、業務終了後にPCや家庭用ゲーム機をするようになってしまい、結果的にゲーム時間は増加。職場での雑談がなくなってコミュニケーション不足になるのもさびしいので同僚ともオンラインゲームをするようになりました」
在宅勤務で誰にも見られない環境で仕事するようになったことで、ゲームに夢中になる大人たち。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、今後もリモートワークが続くようなら、ますます大人のゲーム依存が増えてくるかもしれない。