新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの飲食店が休業や営業時間の短縮を余儀なくされている。そうした中で、お腹が空いた時、手軽にササッと食べられるのがコンビニエンスストアのおにぎりだ。とはいえ、手軽なだけでは物足りない、せっかく食べるのだからガッツリいきたい――そう思う人も少なくないだろう。そこでガッツリ系のコンビニおにぎりとして、密かな人気となっているのが「鶏の唐揚げのおにぎり」だ。コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「肉系の具材が入ったおにぎりとしては、カルビ焼肉、肉巻きおにぎり、肉そぼろなどがありますが、なかでも“おかず感が強い”として人気の具材が鶏の唐揚げ。おにぎりとの相性がいいマヨネーズを使うことで、より一層おいしさもアップ。コンビニではフルシーズンでのレギュラーメニューということではないものの、頻繁に商品化されています」
そこで、マネーポストのコンビニグルメ担当記者Aが、4月5日時点でセブン-イレブンとローソンにて販売されている鶏唐揚げおにぎりを実食比較した。
セブンはオーソドックな鶏の唐揚げ
セブン-イレブンでは『大きなおむすび 鶏唐揚マヨネーズ』が販売されている。価格は税別で140円。1個あたりのカロリーは323kcalとなっている。
大きさは、セブン-イレブンの通常のおにぎりと比べると、ひと回りほど大きい。袋を開けて、手に持ってみると、冷えていたこともあってか、少々堅めな印象。お米のふっくら感を味わいたかったので、家庭用電子レンジで30秒ほど温めた。
温まったおにぎりを割ると、中からマヨネーズをたっぷりまとった小ぶりな鶏の唐揚げが登場する。ひとくち食べると、思いの外、マヨネーズの主張が強く、ごはんとの相性の良さを感じさせてくれる。一方で、マヨネーズだけでなく醤油ダレの味もしっかり主張しており、オーソドックスな鶏の唐揚げのおいしさも楽しめる。