「休業や短縮営業をする飲食店が増え、来客数も伸び悩んでいることから、仕事が出来ない状態です。IT化が遅れている業界でもあり、対面での商談を求められるものの、往訪も制限されているため、電話対応しか出来ません。今後は閉店や倒産を余儀なくされる業者も多いと予想される中、身動きが取れない現状が歯がゆいです」
市況の悪化を受けて、他部署への異動を余儀なくされたのは、IT企業でサービス開発を行う30代の男性・Cさんだ。
「担当するイベント関連の事業は、外出控えの長期化が予想されることから、規模の縮小が決定。代わりに、需要の高まるテイクアウト関連のサービスのプロジェクトに参画しました。リモートワーク期間中の中、新しいチームに入ったため、仕事にも慣れず人間関係も作れていないのが実情です」
新型コロナウイルスの影響で、「先」が見えない今。働き方の変化を余儀なくされる人はまだまだ増えそうだ。