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コロナ疲れに「もう限界!」 学生、会社員、主婦たちのやり場のない思い

老若男女問わず「コロナ疲れ」の日々…(イメージ)

老若男女問わず「コロナ疲れ」の日々…(イメージ)

 大規模イベント自粛、小中高校の臨時休校、デマによる混乱――。今年に入ってから新型コロナウイルスの話題一色の日々が続いているが、日常生活が大きく変わったことの疲れも見え始めている。人々のやり場のない思いを聞いた。

 30代女性会社員・Aさんは、“しわ寄せ”で仕事量が増えたとぼやく。

「臨時休校はやむを得ない判断だと思います。でも、それで子供がいる同僚や先輩が会社を休み、独身の私の仕事負担がどんどん増えています。子育て中の人は、本当に大変だと思います。休まざるを得ない事情も理解できます。今、子連れ出勤をするわけにもいかないでしょうし……。でも、仕事量が増えても結局同情もなく、給料も変わらない独身の辛さもわかってほしい。体調が悪くても休めせそうにありません。コロナ手当が欲しい」

 Aさんの会社では、そもそも子供がいる社員が多い部署と少ない部署があるという。

「子供がいる社員が働きやすい部署、独身のほうが身動きをとりやすい部署というのがあって、部署ごとに属性が似ている人が集まる傾向があります。そのなかで、私は独身なのに子供がいる人の多い部署に配属されているため、“いちばん融通がきく人”という扱いになりやすい。仕方ないんですが……」(Aさん)

 40代男性会社員・Bさんは、持病にぜんそくを持っていることから、電車でせきが止まらないことがあり、困っていると話す。

「コロナが話題になる以前も、せき込んでいると冷たい目で見られることがありました。でも、いまは少しでもせき込むと、マスクをつけていても白い目で見られるうえに、僕からみんな離れていく。ぜんそくとはいえ、周囲の人に不安な思いをさせてしまうのは、辛いところです」(Bさん)

 Bさんはいつもより早く出勤し、せき込めば一度降車するなど対策を講じていた。ようやく会社が時差出勤を導入して少しは状況が変わるかと思いきや、そうはならなかったという。

「時差出勤になっても、混雑する時間が少しずれただけ。だから、いつもより早く家を出ることを続けています。テレワークが理想ですが、中小企業なのでこのままだと思います」(Bさん)

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