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英国のEU離脱 為替相場への影響はプラザ合意に匹敵か

対ポンドで20円以上の円高の可能性も?

対ポンドで20円以上の円高の可能性も?

 英国のEU(欧州連合)離脱に関する国民投票が始まった。現地時間の23日22時(日本時間24日6時)に投票が締め切られ、大勢が判明するのは日本時間24日昼頃となる見通しだ。

 2016年に入ってからBrexit(ブリグジット:Britain Exitの造語)という言葉が囁かれ、2月には当時ロンドン市長だったボリス・ジョンソン氏の「EU離脱支持」の発言を受け、英国のEU離脱論は本格化していった。6月にはEU離脱をめぐって英国議員の殺害事件が起こり「残留派が有利になった」との観測も出たが、英国民がどういう判断を下すのか、投開票が終わるまで予断を許さない状況が続いている。

 為替レートを見ると、年初1ポンド=177円近辺だったのが、6月16日には1ポンド=145円台と、円に対して大幅にポンド安が進むなど、荒れに荒れている。

 実際に英国のEU離脱が決定した場合、リスク回避として円が買われ、相場に大きなインパクトを与える、と市場関係者の間では言われているが、はたしてどれほどのパニックが想定されるのか。

 1985年のプラザ合意のときも相場を見ていた、元三和銀行の外為ディーラー・水上紀行氏(バーニャマーケットフォーカスト代表)によると、為替相場に大きな影響を与える“事件”は2~3年に一度ぐらいのペースで頻発しているという。

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