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サーキットブレイカー発動中のシンガポールの日常 日本との違いは?

シンガポールのショッピングセンターもほぼ営業休止中

シンガポールのショッピングセンターもほぼ営業休止中

 厳しい国家管理体制や高度な医療水準を誇る都市国家・シンガポール。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため2月から入国禁止措置を徹底し、一時的に感染拡大が抑えられたかに見えたが、再度、拡大局面に。4月3日には簡易的な外出禁止令ともいえる「サーキットブレイカー」を発動し、必要不可欠な業種を除いた外出への罰金刑、感染者の隔離などを通じて、感染抑制を図っている。

 妻と共にシンガポールに在住する日本人会社員・Aさんに、現地での生活の様子を聞いた。Aさんは、感染拡大が拡がった背景の1つに、シンガポールでのマスク事情があるのではないか、と話す。

「もともとシンガポールは高温多湿なので、マスクをつける習慣がない。また感染拡大の初期、WHO(世界保健機関)からマスクの有効性は認められないという発表があったこともあり、着用せずにジムや公園に出歩いた人も多かったことが感染拡大の一因につながった、と報じられています。現在はマスク着用が義務づけられており、マスクなしで外出することは許されません」(Aさん。以下「」内同)

 サーキットブレイカー発動以降は、人が集まっているだけで罰金や罰則の対象だ。1回目は警告のみだが、2回目は300シンガポールドルの罰金、3回目には裁判所への出廷が命じられる。特に外国人への罰則は厳しく、違反で在留ビザが取り上げられ、出国を命じられたという報道もあり、Aさんも戦々恐々としているという。

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