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親子で使うとメリットが大きい「医療・介護・住宅の得する制度」6

親子で使うとメリットが大きくなる「得する制度6」

親子で使うとメリットが大きくなる「得する制度6」

薬代も控除対象に

 親子合算しても医療費が10万円に満たない場合は、「セルフメディケーション税制」がある。

 風邪薬、胃薬、頭痛薬などスイッチOTC医薬品(医療用から転用された市販薬)を年間1万2000円を超えて購入した場合、超過額が最大8万8000円分まで所得控除の対象となる。

「こちらも家族で合算できます。親子でレシートを集めればそれなりの額になる世帯は少なくないでしょう」(前出・犬山氏)

 親を自宅で介護する場合、手すりの設置や段差の解消など自宅の改修にも得する制度がある。親の介護のためのリフォームには、介護保険の「高齢者住宅改修費用助成制度」や税制の「住宅特定改修特別税額控除」などが活用できるが、ここでも注意点がある。

「息子夫婦が親名義の家に同居している場合に、所有者ではない子供が改修費用を出すと贈与税がかかるケースがあるので、贈与税のかからない年間110万円以内で改修しましょう。そうすれば親が介護保険の助成と税額控除を申請できます」(同前)

 賢く活用して親子で得したい。

※週刊ポスト2020年5月8・15日号

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