多種類のサプリや市販薬を常用し続けていると、思わぬ副作用を招きかねない。医療の無駄を自身のホームページで発信するレディースクリニック市ケ尾院長の高橋誠治医師が指摘する。
「薬を併用することでのリスクを把握できるのは2種類までで、それ以上の種類を使うとどの薬が相互にどう作用しているのか、わかりづらくなります。薬は少ない種類で効果のあるものを使うのが大原則。厚労省も多剤併用を問題視し、7つ以上の処方では処方料が下がるように制度を変えました」
少なくとも年に1回は飲んでいる薬が今後も必要かどうかなど、確認したい。その際には自分で判断せずに医師に相談したほうがいい。
※週刊ポスト2020年5月8・15日号