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外出自粛で注目の「再生野菜」栽培 食費節約と充実感で一石二鳥

 再生野菜のなかでも特に簡単だと言われているのが豆苗だ。スーパーで売っている豆苗の根の部分をそのまま水につけるだけで、育てることができる。

「最初の数日は室内に置いていたんですが、なかなか育たなかったので、今はベランダで育てています。10日くらいで初めて収穫した時は、嬉しかったですね。これからも工夫をしながら、いろいろな野菜を育てていこうと思っています」(Kさん)

再生栽培で毎日が充実

Mさんが育てているパクチーと青梗菜

Mさんが育てているパクチーと青梗菜

 神奈川県に住むMさん(30代・男性)も、外出自粛期間に入ってから、再生野菜を育てるようになった。

「僕は一人暮らしですが、前々から自分でちょっとしたつまみなんかを作っていて、豆苗の豚肉巻きが好物。だから豆苗は以前からよく買っていたんですが、外出自粛でスーパーにもできるだけ行かないほうがいいのかなと思って、豆苗の再生栽培を始めたんです。そうしたら、意外と簡単に再生してくれることを知って、そこからハマっています」(Mさん)

 再生野菜だけでなく、苗を買ってきて簡単なガーデニングも始めたという。

「豆苗の水耕栽培のほかに、青梗菜を土栽培で育てています。あと、再生野菜ではないんですが、パクチーの苗を買ってきて、それも土に植えて育てています。毎日水をやったり、水を替えたりするのも楽しい。家にずっといるのはちょっと窮屈だなあと思っていたんですが、野菜を育てるようになって、かなり充実してきました。このまま、本格的なガーデニングに発展させたいです」(Mさん)

 食費の節約につながるのはもちろん、日々の充実感も得られる再生野菜の栽培。外出自粛期間を楽しむ趣味として、今後注目されていくかもしれない。

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