休日の外出時には、しょっちゅう自販機で缶コーヒーやコーラなどを購入していたというBさんだが、最近ではそれもなくなった。
「外出するとついつい買って飲んでいましたが、外出自粛でそれもなくなり、節約にはなっている気がします」(Bさん)
子どもがいる家庭にも、飲み物購入時の大容量化が進んでいるようだ。30代の女性・Cさんもその一人だ。
「子どものため、自販機やコンビニで350mlや500mlといったジュースを時々買っていました。今は出歩かないので、そういったところで子ども用の飲み物を買うことも全くない。ペットボトルは買うとしても2リットルのジュース。小さいサイズは本当に買わなくなりました」
大容量化は水やお茶だけでなく、アルコール関連商品でも例外ではない。30代男性会社員Dさんは、アルコールとそのための炭酸を買い増した。
「家飲みの回数が増えたので、ウイスキーの業務用4リットルボトルを買ってしまいました。いちいちスーパーやコンビニに買いに行くのは感染リスクもあるし、ネット通販でも何度も買うのは面倒なので。それとともにハイボール用の炭酸の消費も格段に増えました。夫婦で飲むので、これも大容量サイズを買っています。消費が激しいので、もはや炭酸メーカーを買おうか本気で考えています」
外出自粛に合わせて変わる消費者ニーズ。購入する飲み物の「大容量化」もそのひとつといえそうだ。