キャリア

女性ライターが陥った「格安民泊でのテレワーク」の落とし穴

 その間、たまたま担当編集から連絡があった際に窮状を愚痴ったところ、気の毒がって翌日の取材の時間に貸会議室を取ってくれた。まさに救いの神である。予約はもう1泊残っていたが、意外に多い他の利用客と狭い空間でトイレや洗面所を共有するのは嫌だったので、翌朝チェックアウトして帰宅し、取ってもらった会議室で取材をこなした。

 今回の体験で学んだのは、当たり前のことだが民泊はホテルとは違うということだ。まさか個室なのに通話不可という落とし穴があるとは思ってもいなかったし、部屋数が多い格安物件は利用客が意外に多く、「密」を避けることができない。外でテレワークせざるを得ないのなら、やはりホテルのほうが安心だろう。もちろん、民泊でも一組しか利用できない一軒家のような物件もあるはずなので、事前にしっかり確認しておけばよかった、と後悔しきりだ。

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