ただしこれには“裏技”があります。それは都電荒川線(東京さくらトラム)です。路面電車の荒川線は駅間が短く、時に道路渋滞に巻き込まれることもあり、ほぼバスのような存在ですが(実際、「駅」でなく「停留所」と呼ぶ)、こちらも立派な鉄道。荒川線の沿線には山手線の内側10万円以下の駅が7駅あり(大塚駅前、向原、東池袋四丁目、都電雑司ヶ谷、鬼子母神前、面影橋、早稲田)、東池袋四丁目、都電雑司ヶ谷、鬼子母神前、面影橋、早稲田の5駅は8万円台、そして最安の向原は7.80万円です。
都電はスピードが遅く、通勤通学にはあまり向いていませんが、向原はJR大塚駅まで徒歩数分、丸ノ内線の新大塚、有楽町線の東池袋など、徒歩圏内に駅はいくつもあり、池袋まで歩いても20分程度と、交通の便は極めて良好です。なお、有楽町線には小竹向原という駅がありますが、こちらと向原はまったく別の場所なので、ご注意を。