余った野菜をぬか漬けに
ぬか床を自作すると漬け始められるようになるまで10日~数週間、熟成させるのは数か月かかるが、市販されているぬか床であれば、購入したその日から漬けることができる。容器とセットになっている商品や、袋に入っているぬか床にそのまま野菜を入れるタイプの商品もある。
そんな市販のぬか床を活用しているのは、40代の独身男性会社員・竹内さん(仮名)だ。晩酌のおつまみとして、ぬか漬けを作っているという。
「外出自粛期間になって、時間もあるからということで、料理を始めたんです。スーパーで食材を買ってくるんですが、多めになりがち。そこで、余った野菜を傷ませないために、ぬか漬けを始めました。私が購入したのは600円くらいの袋タイプのぬか床です。塩もみした野菜をぬかが入った袋に入れるだけで、かき混ぜる手間もそんなに必要ありません。
ぬか漬けにする野菜はニンジン、キュウリ、ナスなど、その時余っているもの。漬ける時間は半日から1日くらいです。毎日いろんな野菜を漬けて、それをつまみにお酒を飲むのが楽しみになりました。食材を余らせがちな人にとっては、無駄を減らせるし、いいと思います」
食卓を彩るおいしい一品になるだけでなく、食材のロスを防ぐことにもつながるぬか漬け。ステイホームで、そのメリットが見出されているようだ。