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テイクアウトやデリバリーの利用で気になるコロナ感染リスク

容器から出してよく洗った食器に移す

 調理から盛り付け、給仕など、人の口に入るまでにその料理にかかわった人の手が多いほど、新型コロナの汚染リスクは高まる。その点、自分で運ぶテイクアウトより、他人が配達するデリバリーの方が危ないといえる。

「テイクアウトやデリバリーの専門店であれば、店内への人の出入りが制限され、ある程度は安心です。一方で、テイクアウトだけでなく、店内営業もするお店は不特定多数の出入りが増えるので、感染リスクは高まるでしょう。また、キッチンで調理するスタッフが、客の応対などの接客をすると、それだけ感染の可能性は高まります。

 心配な人は、加熱できるメニューを選んで、自宅で再加熱することです。一般にウイルスは熱に弱く、75℃以上で1分間以上加熱すれば死滅します。新型コロナも70℃で一定時間、火を通せば安心です」(上さん)

 料理そのものに加え、容器にウイルスが付着する可能性もある。プラスチック容器の表面では72時間、ステンレス容器では48時間も生存するという研究報告がある。国際医療福祉大学病院内科学・ 予防医学センター教授の一石英一郎さんの解説だ。

「誰かが触った容器は内側も外側も汚染されていることを前提にしてほしい。容器に触れた手をアルコール溶液や手洗い石けんで洗うのはもちろん、容器もアルコール溶液か次亜塩素酸ナトリウムで拭き、よく洗った食器に移してから食事することを意識してください」

こんなテイクアウトとデリバリーには注意

こんなテイクアウトとデリバリーには注意

※女性セブン2020年6月11日号

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