外出自粛期間中は、スマホもPCも子どもたちが使うし、テレビのあるリビングにはずっと子供がいるし、キッチンで何かしているとそれもダイニングに筒抜け。寝室でじっとしているしかありませんでした。どんな家でも個人のプライベート空間があるわけじゃないんですよね……」(Bさん)
また30代の男性会社員・Cさんは、家庭にタブレットやパソコンがあっても、全員に安定した通信環境がなければ「無意味」と一蹴する。
「子どもの学校から、タブレットやパソコンなどの機器の所持、Wi-Fiの有無といった、ネット環境を確認するアンケートが来ました。子どもの話からすると、固定回線の環境がなく、契約の通信容量を超えると制限がかかるルーターやスマホを利用している家庭も少なくないようです。
結局、うちの場合はオンライン授業は実現しないままでした。全員の環境が整わないと実施されないということなのでしょうが、このままではオンライン授業の実施の有無で、他の学校との教育格差が生まれてしまう」(Cさん)
オンライン授業が普及するには、まだまだ越えなければならないハードルは多そうだ。