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飲み屋街の「屋外喫煙問題」 外に灰皿を置く店側の言い分は

「屋内禁煙になって4か月近く経ちますが、そもそもタバコを吸う人が減ったわけではないでしょう。うちは入口が道路から奥まった場所にあり、私有地部分があるため、『吸いたい人はそこで勝手にどうぞ』というスタンスです」

 同店の場合、公道から店に入るまでのスペースに、3~4人くらいなら入れる場所がある。Yさんがいう“小道”を歩くと、縦長の灰皿がある店、灰皿代わりの一斗缶を置いている店、円盤型のアルミの灰皿が地べたに置かれた店など、多くの店が“喫煙者対策”を講じている。前出の店長はいう。

「商店会でも『見苦しい』という声はあるみたいですが、別に法を犯しているわけではないし……。締め出しばっかりしていると、そりゃあどっかにしわ寄せが来ますよね。喫煙、分煙、禁煙などはお店ごとに考えればいい話だし、お客さんも店を選べばいいだけのことなんですけどね。ただまあ、コロナのことがあるので、正直今は違反していない部分のことまで考えていられない状態ですよ」

 コロナ禍で、ただでさえ客足が鈍っている飲食店。店側も苦慮している姿が垣間見える。

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