残りは「飲食」に回そうと考えているというBさん。よく通っている居酒屋で使う予定だという。
「店長が、売上が激減してピンチだというので、微々たるものですが飲食することで貢献できないかと思って。僕の居場所の一つでもあるので、どうにか持ち堪えて欲しいんです。先日行った時には、店長が『いつもより少し量を多くしたからね』と、こんな時でもサービスしてくれて……。人と人とのつながりっていいなって思いました」(Bさん)
20代後半の女性会社員・Cさんは、コロナ禍で婚活を本格化させることを決意したという。それまでは「いい人がいたら」という消極的なスタンスだったが、給付金を使って、結婚相談所とオンライン婚活の入会を検討している。
「コロナと地震で、孤独でいることの不安が強まりました。いい男がいると信じて東京にこだわってきましたが、東京のコロナが怖いので、地元に帰って婚活するのもありかなと……。ただ、年収基準は下げないとダメかなとは思っています」(Cさん)
とはいえCさんは、婚活にはお金がかかることを、あらためて思い知ったとため息をもらす。
「結婚相談所は入会金が10万円くらいするところもあるうえ、月額プラス成功報酬も払わなければならない。もう少し安いオンライン婚活、マッチングアプリなども使い分けていきたいと思います」(Cさん)
自分のために10万円を使える独身者たちだが、やはりその使い途は様々のようだ。