武志さんの妻の場合、PR商品購入の支払いには武志さんが「生活費に」と預けたクレジットカードが使われている。月の平均は約3万円、多いときは月10万円を超えたという。本当は購入をやめるように言いたいが、妻との間に亀裂が生じるのを恐れ、何も言えないと武志さんはぼやく。
「僕が一方的に惚れて、なんとか結婚までたどり着きました。だから離婚だけは絶対に避けたい。好かれようと思って高級ブランドバッグをプレゼントしたこともありますよ」
2人の出会いはキャバクラ。客とキャバ嬢の関係だった。当時は貯金を切り崩してまで、妻に注ぎ込んだそうだ。
そんな武志さん、当初は妻が買うPR商品の良さを少しでも理解しようと努めたという。
「一番多かったのは美容アイテムでした。美容ドリンクとか痩身グッズとか……」
女性向けの商品が多かったため実際に試してみることはなかったものの、妻の変化を楽しみにしていた。しかし、1週間も経するとまた新しいPR商品に手を出しており、結果を知ることなく終わってしまうと嘆く。
「妻にはお気に入りのインフルエンサーがいるんです」
武志さん曰く、人気インフルエンサーが紹介する商品はほとんどチェック。“いいね! が止まらないの〜”と、武志さんにニヤニヤしながら報告するんだとか。
「推しのインフルエンサーから、“購入してくれたんだね!”などのリプライが来ると喜んでいます」