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サイゼリヤの改革 1円値上げ、大盛り導入、タバスコ廃止の評価は

サイゼリヤの『マルゲリータピザ』(上)、『フレッシュトマトのスパゲティ』(下左)、『パルマ風スパゲティ(大盛り)』(下右)

サイゼリヤの『マルゲリータピザ』(上)、『フレッシュトマトのスパゲティ』(下左)、『パルマ風スパゲティ(大盛り)』(下右)

 ファミリーレストランの「サイゼリヤ」が7月1日にグランドメニューを改定し、これまで“9円”だった税込価格の末尾を“00円”もしくは“50円”に統一した。これまで299円だった『ミラノ風ドリア』が300円になるなど、多くのメニューについては1~21円の値上げとなったが、10~29円の値下げとなったメニューもある。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏は、今回の価格改定の狙いについてこう説明する。

「税込価格の末尾を00円もしくは50円にすることで、おつりを減らす効果を狙ったものです。新型コロナウイルス感染防止の目的もあり、おつりが減れば店員と客との接触も軽減されるということ。サイゼリヤはほとんどの店舗でキャッシュレス決済に対応していないので、おつりを減らすということの効果が高いと言えるでしょう」

 そんなサイゼリヤだが、8月からキャッシュレス決済にも順次対応していくとのことだ。

 また、一部の店舗では注文の方法も変更された。テーブルに設置された注文票に、客が注文するメニューの番号を記入。それを店員に渡し、店員が口頭で注文を確認しながら端末に打ち込む、というシステムだ。

客が手書きで記入する注文票

客が手書きで記入する注文票

「書いて注文すれば、口頭よりも間違えにくい。また、注文票を後から確認することもできる。注文ミスを軽減するという意味では非常に効果的だと思います。さらに、客が店員に話しかける機会も減るので、感染対策にもなります」(小浦氏・以下同)

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